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神さまのいない日曜日 感想

2010年01月26日 17:41

・「神さまのいない日曜日」 入江君人 (著)、茨乃 (イラスト)

十五年前。神様は世界を捨てた。人は生まれず死者は死なない。絶望に彩られた世界で死者に安らぎを与える唯一の存在“墓守”。「今日のお仕事、終わり!」アイは墓守だ。今日もせっせと47個の墓を掘っている。村へ帰れば優しい村人に囲まれて楽しい一日が暮れていく。だけどその日は何かが違った。銀色の髪、紅玉の瞳。凄まじい美貌の、人食い玩具と名乗る少年―。その日、アイは、運命に出会った。「私は墓守です。私が、世界を終わらせません!」世界の終わりを守る少女と、死者を狩り続ける少年。終わる世界の中で、ちっぽけな奇跡を待っていた―。

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とにかくまず褒める点。世界観の構成がすごかったです。まるで絵本でも読んでいるかのような錯覚に陥りました。文体や言い回しもその世界観にがっちりとハマり、ずるずる引き込んでいきます。まさに大賞をとるに相応しい作品だと言えます。


本編は前半部が世界観の構成で後半部がこの巻の完結編でしょうか。前半部は割とだるいです。世界観の説明が第一だったと思うのでそうなってしまったのだと無理矢理解釈。後半部の盛り上がりはかなり惹きつけられます。ラストはちょっぴり涙腺にきました。

メインキャラクターとなるアイとハンブニー。二人は対照的な存在として描かれますが、ハンブニーがよすぎるためか比較してアイがちょっと残念な子。所々言い回しや台詞、行動が悪い意味で琴線に触れました。

また各所で言われてますけど、ただ文章が時折読みにくい箇所がいくつか合った気がします(褒める点を全面的に打ち消し) あくまで世界観に合わせた結果がそうなのでしょうが、リズムが悪いかなと。こういうの好きなんだけど、正直読みづらい。これが一番気になった点。
他には色々と削られすぎた印象受けました。ページ数で言えば比較的薄かったのでもう少し量を増やして、設定を生かせばよかったのではないかなと。設定も「うん?」って思う所多かったんですよね…。


最後に、正直この作品は好き嫌いが分かれると思います。僕個人には余り合わなかったのでちょっと今後買い続けるかどうかは微妙な所。というか一巻で完結させたままのほうがいいんじゃないだろうかと思ってるのですが…。


しかしここまでバッシングして(あくまで僕に合わないってだけで)おいてなんですが客観的に見て物語や文章、設定の完成度は全てにおいてハイレベルであり、読後感もすっきりした高評価な一作です。
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